空気が読める日本人

こんにちは。

台湾での仕事も始まり、オフィス環境がとっても快適なうえ、無駄な残業はしないというスタンスがあるので、日本以上に働きやすい毎日を送らせてもらっています。(今のところ)


昨日今日と、台北は15度弱の気温になっています。日本の大寒波な状況に比べたら可愛いもんだけれど、1週間ちょっとこっちで過ごしている中で、まだ正直体は台北気候には順応しきっていないはずだけれどかなり寒い。日本同様、スーツでの出勤だけれど、帰りは特に一枚何か羽織らなきゃブルブルきちゃう状況なので、帰りは台北駅の地下街を通過して帰宅するというここ数日。近々台湾に来られる方がいたら要注意。


オフィスの位置は把握しているけれど、自分の中で理解した道以外を通った時や、近場でちょっと寄り道なんかすると、まだ自宅までGPS起動させながら帰るという状況なので、早く独自のマップを完成させるためにフラフラ寄り道しながら道を覚えていかないとなぁと思っています。


仕事が始まると、仕事は仕事だし、平日は完全に仕事モードっていう精神が染み付いている。LINEなんかで「会いたいな、早く会いたいな」そんなことは簡単に言うことはできても実際に会いに来られても困る。


「僕のハグ必要?」


その日は寒い日だった。台湾てエアコンで暖房効かないからオフィスでも夕方から悪寒がするような体調の悪さも感じていた。


「とても欲しい。でも甘い時間は過ごせないとおもう。だから、今日はごめんね。(会えないよ)」


わたしとしては相手の気持ちを汲んだ上で日本人的に返答をしてうちに帰った。


火曜日のこと。水曜日に語学学習に付き合ってもらっている友人イーホン老師と仕事終わりに今度はわたしの家のそばでやる会だった。


買ってあったシャケがあったから、大同電鍋でホイル蒸しにしようと材料を全てセットし火を入れていた。電鍋はすでに最強家電と思っているから、15分程度でバチン!とタイマーが切れ、あとは余熱で蒸し上げる時間が来ていた。


「着いたよ!」


老師から日本語でのLINEが入った。


「はぁ!?」


今朝送った自分のメッセージも確認した上で返答。「今日じゃなくて明日って言ってたじゃん!」「ごめん!」と言うやり取りを経て、わざわざ新店から来てもらっている手前、すぐに着替えて待ち合わせ場所に向かった。何気なく見たスマホにダーリンからのメッセージが入っていた。


「これから食材買いに行くよ。ハニーには新鮮な卵とフルーツや野菜を買って行くよ」


どうしよう、来るつもりじゃん。普段英語でやり取りをしていて、かれこれ1年超。去年の7月に初めて会って、そこから急速に仲が深まっていったんだけれど、去年までは旅行に行った時に必ず会う、平日は会いたいねの繰り返し、実際に台湾に越してきてからあの手のメッセージだったらほんとに彼は来てしまうのだと猛反省した。割と率直に話しをしていたつもりだったけれど、いやいや、もっと会いたくなければ「会いたくない」と伝えないと大変なことになると実感した。


無料の語学勉強は、日本で受けていた1回5000円の、90分授業なんかよりもお得。わたしは老師に日本語を教え、老師はわたしに中文を教えてくれる。何よりも発音を徹底的に鍛えてくれるのがありがたい。かつ、時間制限がないからお互いに「終わりにするか!」と言わない限り続くからとても助かっている。もともとインスタで知りあった友人だし、老師と他のわたしの知り合いなんかも交えて食事なども数回したことがある1個違いの友達なのでとっても気楽。


「今度、日本に行く時に雪を見に行きたいんだけれどどこがいいかな?」


彼に言わせると、パスポート利用でJRが半額かかなりの安い値段で新幹線利用が可能なんだとか。わたしは長野の上田城を紹介。「そこは桜でしょう」とツッコミを入れられたが、上田城のHPを見せて、桜の木に積もった雪の風景なんかを見せたら一気に心惹かれたらしい。笑


「ハニー、いまどこ?もううちの側に来ているよ。」


マジか。(イーホン老師は独学で学んだ日本語もかなりの達人なので、わたしは文法のテコ入れと口語、流行りの言葉なんかを教えている、そんな中で「マジか」の活用も伝授済)


結局、11時過ぎに勉強会は終了し、部屋でダーリンに会う。保温しっぱなしの鮭と一緒に入れてあったスモークチキンを出して一人夕飯を食べ出した。ホイル蒸しだけでなんかお腹も膨れてしまって、まだ食事していないと言う彼に渡した。大好きなフルーツを買ってきてくれてわたしに勧めるけれどお断り。だって、わたしは会う気ではなかったから。普通の平日で明日だって仕事だって言うのに。自分の睡眠時間考えたら12時までに眠らないと朝起きれなくなる。もう11時を回っている、さっさとシャワーを浴びて眠りにつかせてくれ。


始終、ぶっきらぼうなわたしだったから「僕は帰ったほうがいい?」なんて言ってくる。前もそうだった。2度目。


「遅いし、いてくれていいよ、でももうすぐに寝るから。」


台湾人ダーリンは基本的にとっても優しいんだけれど、これまでおひとりさまスタンスが心地よかったわたしにとってはまだなかなか馴染むには時間がかかる。


「昨日のわたしの態度最悪だったでしょう。正直なところ、平日は仕事のことしか考えられないからあなたのことを思いやる気にかけていたと思う。しかも生理前だから気持ちが不安定になっている。その上、昨日も言ったけど、語学学習の日がイーホン間違えて1日早くきてしまったから特に時間に追われて焦っていた。」翌日、お詫び(?)のメッセージを入れた。


台湾に越してきた初日もそんな感じだった、「僕が必要とされていない気がする」

正直に言ってしまうと、「わたしは一人でもやっていける」ただ、それを言ってしまったらこの関係は多分あっという間に終わりを告げる。終わらせたくないと思っているからその折り合いをつけるために「おひとりさま路線派」のわたしにとっては今、かなりの正念場にある。


毎日台灣

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