台湾旅行を温泉旅行に。
「台湾は年がら年中暑い場所なんでしょう?」
以前、台湾のテレビ番組で日本人に台湾のイメージを聞いていたという話を知り合いの台湾人から聞いた。台湾の南側に行けば、「恒春」などは読んで字のごとく、「恒久的な春」と呼ぶほど一年を通しても暖かく過ごしやすい地域になる。一方、台北に関して言えば、日本よりも夏の時期が長いというだけで、最近は特に日本の方が暑いんじゃないかと言われているほど。ただ、冬は台湾といえど、寒い時は本当に寒い。
中秋節も終わり、台北での気温もようやく30度を下回る日が続いている。(それでも半袖短パンには変わりはないけれど。)心なしか秋の気配が漂っている感じは日に日に高くなりつつある。
そうだ!温泉に行こう。
台湾の良いところは日本と同じように良質な温泉が楽しめるところだと思う。これまで、烏來や台中などの温泉地に行ってきた。今回は台北市内からでも30分ほどでつける温泉地、北投温泉をご紹介。
北投麗禧温泉酒店
台北メインステーションから、淡水方面行きのMRTで約 30分、北投駅1番出口の左手にバスターミナルがある。30分ごとにホテルからのバンがやってくるのでそれに乗って約10分でホテルに到着。(※各ホテル同じような車体の無料シャトルを出しているので、間違えないように)
北投麗禧温泉酒店(グランドビュー北投)。台湾旅行の際は市内の馴染みのホテルも良いけれど、たまには温泉地に宿泊してみるのも良いかもしれない。特にこの温泉宿は中心部からのアクセスも抜群。
今は台北在住だけれど、私は温泉地でも有名な静岡県出身。気軽に週末温泉に出かけることはあっても、この北投温泉ほど近場にはなかった、笑。その分この手軽さを是非皆さんに紹介したい。今回は特に、台湾旅行の中の一つの目的としても使ってもらえそうな、「日帰り温泉」を利用してきたのでご報告。
プラン内容は13:00から90分間の個室温泉。「美人湯」で一皮向けた後に、英国式アフタヌーンティーを楽しもうという、kkdayさんのプランを利用。
この日は私同様に、個室温泉を楽しもうというお客さんが複数。台湾の方や、他のアジア諸国、欧米の方とか。日本人は見かけなかったけれど、平日だというのに人気があるのだなあと実感。ホテルの作りはシックで落ち着いた色調。何かにつけてスタッフの方がお手伝いに動いてくれたり、こまめに声をかけてくださったりとホスピタリティにも溢れており、一度足を踏み入れたら「ただくつろぐだけで良い」というリラックスできる空間だった。
こちらの泉質は白硫黄泉。白濁した強い硫黄の香りが「温泉に来た感」を高めてくれる。連休の墾丁でのサーフィン。リーフブレイクで負傷した足元を癒すためにも期待が高まる温泉感。
部屋に案内され、フルーツソースのかかったプリンを用意して頂き、贅沢にも一人でのんびりと全身を伸ばせられる湯船に浸かり楽しませてもらった。
入っては出てを繰り返し、すぐそばにあるデイベッドで体を休める。少ししたらまた湯船に浸かるという、「分割湯」で徹底的に温泉を味わい尽くしてしまった。
贅沢にも90分の「美人湯」を存分に楽しんだ昼下がり。正直、それだけでも温泉を味わい尽くして満足いってしまったプラン。でもこれだけでは終わらないのがkkday。温泉を楽しんだらレストランに行くように促されます。次の行程は把握はしていたけれど、「何が待っているのかな?」というワクワクが止まらなかった。
英国式アフタヌーンティー
フルーツや凝りに凝ったスイーツ。ちょっとした軽食の三段タワーがドーンと目の前に登場。それ以外にスコーンとクッキーがサーブされたんだけれど、あのかたいクッキーがすごく美味しくて、お土産用にないかなと思ったくらい。アフタヌーンティーなので、台湾茶や、紅茶類、コーヒー系やらジュースとか、4-5ページくらいに渡る豊富なメニューの中から選んでいく。
穏やかに、ハーブティーでもいいなぁと迷ってしまったけれど、せっかく台湾にいるんだもの。赤い烏龍茶をオーダー。
香り高い烏龍茶をお供に、目にも美しいスイーツの数々を楽しんでしまった。同様に何組かアフタヌーンティーを楽しんでいるお客さんも多かった。ただ、その時日本人は私だけ。個人的にkkdayさんの好きなところは、普段日本人観光客が行かないような穴場的スポットをたくさん扱っているから。台湾好きになれば、「他の人は知らない場所」をみなさん探し求めて旅をするんじゃないかと思う。そんなニーズにぴったりはまるプランを多く取り扱っている旅行会社はなかなかないと思う。
台湾旅行、毎日街中を歩き回る途中に、こういう癒しの時間をプランに組み入れてみても良いかもしれない。日本とは違う台湾グルメをたらふく食べるのと同様に、台湾と日本の温泉の違いを味わってみるのも「人とは違う旅の経験」になるはず!
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