台北 菜食レストラン②
この間、ゲイ友の花子と一緒に西門にお買い物に行ってきた。
22歳の彼、というか彼女との買い物は初めて。歳は離れていようと、そんなことは気にせずに普段から仲良く接してくれる。
フラワーアーティスト、ペインター、ギャラリーのインターンという肩書を持つ大学生。
そんな花子は生粋の菜食主義者。
ファッション感覚でベジタリアンを気取る人たちがいるけれど、花子の場合は生まれながらの菜食主義者。というのも、おうちが元々お肉は食べませんという主義のご家庭で育っている。
食の都、台南出身ということもあるけれど、とにかく食事にはうるさい。なので、大好きな豆花のオススメとかたまに聞いたりする。とにかくハズレはない。
とっても人懐っこい子なので、
どうする?夜ご飯食べてかない?
と、買い物の帰り道にいうもんだから、一緒に夕食を取ることにした。
「せっかく西門に来ているから連れて行きたいお店ある」
「花子はゲイの街、西門(シーメン)にはよく来るの?」
「あんまこない。うるさいじゃん。」
「じゃぁやっぱ東區(ドンチュー)辺り?」
「そそ、ボクの庭!!」
「なるほどね。」
「ココ!オススメ、はいろー!!」
全真素食火鍋鐵板燒
鉄板焼き屋
火鍋なんかもあるけれど、写真メニューの大半を彩る台湾風鉄ステーキのお店。
メニューは、神戸牛とか、松坂豚とか・・・
※ちなみに
台湾で「神戸牛」とか「松坂豚」とか呼んでいるお肉は「最高級神戸牛」ではない。台湾のお肉だけど、店の中で一番いい肉だよ=神戸牛、松坂牛、松坂豚・・・などという表現をしている。
「花子何にする?」
「僕はー、コレ!お魚焼き!」
え?
花子お魚見るのも嫌だしそもそも食べれないじゃん!?
「じゃぁわたしは・・・(下痢確定だけど)神戸牛にしよう」
ベジタリアンのお店に行こうと連れてこられたものの、写真はお肉だし、花子お魚焼き頼むし、どう考えても「ベジー」な雰囲気が一切感じられない空間。
オーダーを済ませて、フォークとナイフなんかを用意しながらもわたしが頼んだのは牛肉?お野菜?などとグルグル。
「これ辛いけどおいしいよ、試してみて!」
お箸などが並べられている配膳台の上に置かれた「ご自由にどうぞ」的なお惣菜。メンマみたいなものがあって試しに食べてみたけれどピリ辛でかなりおいしい。(おかわりをした)
お待たせしましたー
どーん、と出てきたのが牛肉的なフォルムというより、ハンバーグっぽいそれ。添え物のポテトとか他のお野菜と同類とは思えない完全なるお肉系。
いやー、花子本当はお魚食べれた?とか思いながら見ると、
「これ大豆でできてるんだよ、お魚〜」
まじか!?
「ねぇ、これお肉だと思うんだよね・・・どう見ても。」
半信半疑で食べてみたけれど、やっぱりなんとなくお肉風味。
「ねぇ、やっぱりお肉みたい。」
「ハハハ、ね、大豆すごいよねーそれも大豆!!」
驚愕。
しかもよくある胡椒効きまくりでキツイ台湾の鉄板焼きソースに比べ、ここのはケチャップ風味が前面に出ているおいしいソースで非常に食べやすかった。
周りのスパゲッティにもソースが美味しく絡むし、フェイク神戸牛も美味しい。添え物のお野菜もたっぷりでお腹一杯になってしまった。
一人で来ているおばさんとか、筋肉鍛えてるんで野菜とりに来ましたっていうゲイボーイが来ていた。
ここは一人ご飯でもまた来ようと思ったくらいお勧めできるお店。
前回のベジーなタイ料理屋は、割とお野菜ごろごろカレーのような、野菜そのものっていう感じだった。
今回は主に大豆を駆使したお料理。
確かに、筋トレ真っ盛り、タンパク質入れたいんでって時には丁度いい店だなと実感。
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