宜蘭 台鐵で行くハイキング

台湾はタピオカや小籠包や九份だけではないよ。台湾にきたら是非、自然も味わって欲しい。


そんな思いから、私自身が経験したアウトドア台湾を紹介していますが、交通手段の面でも一苦労という場所が多かったはず。


今回はサクッと行けるハイキングを紹介。


日曜日、実際に体験してきたので報告をします。


今回私が通ったルートはこちら


桃源谷大溪線步道→灣坑頭山步道→草嶺古道


昔々、基隆から宜蘭に行く時に海を使っていたそうです。ただ、海を渡ること自体が大変な危険をはらんでいました。


そこで、陸上の道を切り開いて行き来をしたというのがこのルートの発祥です。


今ではたくさんのハイカーが訪れる場所。その分、石段や石畳できちんと整備されています。(これまで紹介してきたワイルドロードとは全く違うので歩きやすいはず、笑)


また今回は、各人の都合に合わせたルート作りができるので後ほど紹介します。


時間としては、朝の9時半から夕方5時半、8時間というほぼ1日がかりのコース。


距離としては24km、36,900歩、段差的には228段というアップルのヘルスケアの結果。


大溪(宜蘭)という台湾鉄道(TRA)の駅から貢寮(Gongliao)という駅まで北上する道。(※「大溪(ダーシー)」って桃園にもあるけれど別物なので注意)

地図上だと4駅分、しかも内側回っているし大したことなさそう


しかし、すれ違うハイカーに「どこから始めた?」と聞かれ、顔を歪めてまじか!?と言われてしまうルート。


スタート地点から桃源谷までは一気に山を登るという内容。その後はアップダウンを繰り返しながらも、見晴らしの良い高台をテクテクと歩いていきます。高いところから望む海や放牧されている牛たちを見ながらのハイキングは苦しいながらも非常に楽しい。


今の時期はススキがすごく綺麗です。埡口(ヤコウ)っていう場所(上記写真にてご確認下さい)はススキの撮影場所には最適。


途中、ラブラドールレトリバーが海を見ているような山が出てきます。1番のピークはその犬の頭。そこから貢寮までは緩やかな山道を下り、最終的には一般道を1時間ほど歩いてゴールである駅に到着。


体力的に問題ないよ、せっかくだから頑張りたいっていう人には桃源谷大溪線步道 - 灣坑頭山步道を組み入れた、大溪-貢寮(福隆)ルートをトライしてみて下さい。


最短距離を狙うなら


福隆(貢寮)-大里ルート

・福隆(貢寮)-大里からのアクセスも可能。

・遠望抗親水公園から貢寮、福龍へは4.4kmと距離的には同じらしい。


往路の電車内で感じたこと

多くのハイカーが福隆駅で下車。多分だけれど、山一面のススキ鑑賞を前提にして福隆駅→大里駅のコースを選んだと推測。このラインに関しては山の中を歩くけれど、おじさんおばさんでも無理なく歩ける内容。



How To Go

台湾鉄道HP

6:18の台北発蘇澳行(4138)に乗ろう

8時間のルートを選ぶならこの電車に乗ってください。


【理由】

・7時台の電車に比べたら空いている

→約2時間座れる可能性高い。(体力温存)

・トレッキング開始が早い分人が少ない。

・帰り時間も早まるので、復路でも座れる確率が高まる。


【反省点】

本来はこの6時18分のに乗る予定だったのに、ホームに着いた途端に出発してしまうという痛恨のミスをしでかす。


私、鶯歌行くときに乗ったきり台湾鉄道2度目。ダーリンは兵役で花蓮に行くときに乗ったきり、かれこれ10年以上昔・・・


悠遊カード使えるの知らずに窓口できちんとチケット買ってたのと呑気にファミマでコーヒー注文してたのが原因。


次が1時間後だったのでファミマのおでんを食べながら駅で待機。大溪-貢寮(福隆)ルートで行くなら、7時34分発を逃したらもうダメくらいに考えておいてください。トレッキングルート変えない限り、帰りも当然1時間半後ずれの電車になります。(よって、夜行く予定だったi-Ride TAIPEI デートは延期・・・)


【重要】

この時期(11月)は日没時間も早い。海外なので無理はしないようにしてください。ハイキングして夜道で怪我とか大変、せっかくの旅行も台無しになってしまいます。何事も時間には余裕を持っての行動を心がけてください。(ダーリンは以前、朝日を見るために山の上にある放牧場でキャンプしたと言ってたけれど・・・真似しないでください。)


普段2リットルのウォーターバッグを背負っていきます。気候的にはとても清々しく、頂上付近では涼しく感じたほど。ただ、最初山道を登っていくところや、後半のアップダウンのアップの場面でかなり水分補給をしました。今回2リットルでも足りなくなる危機を痛感。


途中、車が入ってこれる場所が一か所あるんだけれど、給水所的にドリンクを販売していました。買わないで通過したけれど、ハイキングに行かれる際は十分な水分の準備だけはしておいてください。


それから、トレッキングポールをお持ちだったら是非持参してください。歩きやすいとはいえ、後半の長く続く坂道はかなり辛い。ポールが大活躍します。


【復習】

大溪から桃源谷目指して登っている途中に見えてくる龜山島。亀が左向いているよ。

桃源谷を越して先に進んでいくと牛たちに出会います。


のんびりした雰囲気に癒されてください。山道にあるどでかいうんちには要注意!

一番奥の山に注目。ラブラドールレトリバーが右側を見て伏せているように見えませんか?


あの頭の上が今回の最高峰。犬のお尻の方から背中、頭とテクテク歩いて行きます。

犬の頭の先にはススキの絶景スポットがあります。


その先の「虎字碑」というモニュメントのあたりからこのようななだらかな道が続きます。

ゴールの「貢寮駅」。


今回は久しぶりに達成感と充実感が得られた内容でした。


帰りの自強號の指定席は取れなかったけれど、疲労感からデッキに座り込んで眠り込んでしまいました。

【おまけ】

福隆駅は駅弁で有名。


今回のゴールにした貢寮駅にもきっとお弁当屋があるはずだと予想。案の定駅前で貴重な一軒を発見。

5時半頃だったけれど、地元のお客さんが入れ替わり立ち替わり。


絶対に美味しいはず


そう睨んで入ったものの


ごめん!

今日ご飯売り切れ


おかずを見るだけでも美味しそうだったし、あのお客さんの入り具合は確実に美味しいお店。


そんなお楽しみもあるルートなので台湾旅行の合間のハイキング。皆さんからのチャレンジ報告楽しみに待っています!



毎日台灣

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