台北ウォーク 艋舺をゆく①
今回は山ではなくシティーウオークを紹介しようと思う。これは完全に私オリジナル。
基本、日本人がいないところを目掛けて出かけている。ので、中山駅周辺なんかのキラキラ感とか観光客受けするようなものは皆無。唯一、そして最大の魅力は「台北の下町」感をひしひしと感じることができる点。
艋舺(モンガ)、今では萬華(ワンファ)と呼ばれているエリア。西門の南西あたりになる。ここは台北一好きなエリア。
興味を持ち出したのが、この映画を見たのがきっかけ。
映画『モンガに散る』
台湾に住み始める前、実際にこの映画のロケ地巡りをしたことがある。実際の美容院を使っていたり、印象深いシーンで使われた路地とか、実際その場に立ったときには感動で震えた(言い過ぎた)。気が向いたら載せようかな、笑。
夜はちょっと怖い感じもする場所だけど、昼間行く分に関しては女性一人でも安心して行ける。興味がある人は続けて読んでみて下さい。
出発。
今回は台北駅からスタートする約3時間半のコース。距離としては12kmくらいの内容。基本的に食べ物屋さん中心に書いていくので悪しからず。
龍山寺へ参拝をした人も多いと思う。観光の場合、ブルーラインの龍山寺駅の北側を中心に観光をするのがメイン。
駅前の艋舺公園なんかはホームレス的なおじさんたちがたむろっているしなかなか味わい深い。駅から寺に向かうときには公園を突っ切っていくのも醍醐味があって面白い。近くの路地には人気の福州元祖胡椒餅なんかもあるので、最近では割と気軽に観光で来ている人も多い。
ただ、
今回はそっち側ではない。
MRT龍山寺駅、その南側にある台鉄萬華駅より南側を散策する。ガイドブックに載らないエリアを攻めていく。ここが肝心。
今回は以下のマップA→B→C→D→Eの順でオススメのお店を中心に紹介。
台北駅からA→B地点までは大体1時間くらい。かなりかかると思った?実はそうでもない。割と街並みを見ながら歩く分にはあっという間に時間が過ぎていくので苦にはならないはず。
ポイントとしては、龍山寺駅、特に萬華駅を越したあたりから雰囲気がガラッと変わるのでその辺を楽しみに街散策をしてもらいたい。萬華駅南側はおばさん御用達の服屋がずらり。
さびれた駅ビル内には市場になっているので、その中を練り歩いてみるのも面白い。店員さん達から発せられるジロジロと舐めまわす刺激的な視線を感じてみるのも乙。
ちなみに駅のそばで素朴な焼き芋の屋台をやっているお姉さんがいる。写真はやだよーっていうほっこり系。お芋もほっこりしているので蜜いっぱいのお芋片手に南下開始でしてもいいかもね。
萬大路を直進
この辺、観光客目当てで頑張っているお店は無し。工具屋とかパイプのお店とかがすらり。老闆(ラオバン=社長)が奥の椅子に座ったっきり居眠りぶっこいてたり、お茶碗抱えて隣の店の店員とお喋りするおばちゃん、おじちゃんがいたり、でっかいボストンバッグ抱えて足元はボロボロで、大丈夫?っていうおじさんがいたり。
味わい深いね〜
ウキウキしながら進んでいくと、人だかりができているお店を発見!
萬大蟹殼黃、胡椒餅(A)
人だかりは見過ごせない。ここはマストな立ち寄りポイント。お芋を買っていなければ、お腹が空いている頃だと思うので是非ゲットしておきたいアイテムを紹介するよ!
どん!
何気なく人だかりに混じってみるとすかさず店員のおばちゃんが声をかけてくる。
小姐、幾個?(シャオジエジーゴ?)
兩個(リャンゴ)
「何個?」「2個!」(一つ13元なので小銭の用意は忘れずに。)
これ簡単にいうと肉の入っていない胡椒餅。で、中身はネギ。鉄板の上に置かれているのを袋に入れてくれるのでとにかくめちゃくちゃ熱い。
なんとかいい写真を取ろうとしても手元狂うほど熱い。
軽くかじってみたけどとにかく熱いので、あとで食べよーと思って収納。
※(結果、家について、夜ご飯に食べた。でも、これ冷めても美味しかった!なんていうか生地とネギのまぐわい具合が絶妙)
鉄板横に箱も用意されていたから大量に購入していく人もいるのだなぁと推測。そんなに大きくないから食べ歩き程度なら2個で丁度良い。
台湾は夜市だけではなく、普通に街中でも食べ歩きができるほど美味しいお店が数多くある。
駅から南下しながら、芋を買い、この餅を買っていた場合、十分にお腹は膨れている頃だと思う。
ただ、
このルートの中では何がなんでも経験しておいてもらいたい一品がある。
張記油豆腐細粉(B)
お豆腐系具材を食べたかったので、油豆腐細粉という豆腐具材入り春雨スープをオーダー。
厚揚げと巾着、お肉が包まれたものと、左上のは湯葉に包まれたお肉。スープもいい出汁が出ている。朝ごはんには丁度いい春雨スープ。割と春雨どっさり入っているからダイエットメニューとしても最適。
しかし
正直お豆腐スープよりも気になってしまったのがこの揚げパン。店先の豪快な鍋で揚げているパンを見てしまったんだもの、逃れようが無いじゃない、ねぇ。
で、頼んでしまった螺絲花捲、大!これ
超オススメ!
うっすらと甘い生地。ドーナツのような、でもそこまで甘くない、素朴な甘さのこのパン、絶品。
たまらず帰りにもう一つ買ってきてしまったほど。
下町ぶらり艋舺。
続きは②で。
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